「ボヘミアン・ラプソディ」は見ましたか?
QUEENのボーカル、フレディ・マーキュリーはHIV感染によるAIDSを発症し、AIDSの合併症であるニューモシスチス肺炎により、1991年に亡くなりました。

※ 彼が亡くなった当時、AIDSは不治の病と言われていました(フレディ・マーキュリーも45歳でこの世を去りました)が、それから約30年近くがたった今では、医学の進歩により、HIVの進行を遅らせることが可能となり、HIVに感染しても適切な治療を受ければ、AIDSを発症することなく、寿命をまっとうできる時代になりました。

HIV感染/AIDSは性行為によって感染する病であることは、もはや誰もが知っていることかと思います。

フレディ・マーキュリーが亡くなった約30年前は、男性同士の性行為によってのみ感染すると思われていました。

今ではそのような誤解を持っている人はいないとは思いますが、HIV感染は男性同士、女性同士、男女間問わず、性行為によって感染する可能性があります。



さて、ここからが本題です。

 性行為で感染する感染症の総称を性感染症(性行為感染症)と言い、STDSexually Transmitted Diseases)または、STISexually Transmitted Infections)と呼ばれます。

性病という言い方もされることもありますが、性病は古い言い方で、厳密に言うと性感染症と性病は違う意味を指しますが、今では同義語として使われています。

性感染症の感染源は体液(精液、膣分泌液、血液など)です。

性行為によって主に粘膜(膣、肛門、口腔など)を介して感染するもので、性行為以外の日常生活(握手をする、同じ風呂に入る、コップの回し飲みをするなど)では通常感染しません。

しかし1点、注意してほしいのは「性行為でしか感染しない病気」ではないということです。

性行為に近い行為はもちろんですが、感染している人の唾液

せき・くしゃみのしぶきなどが偶然、口や目に入ったりしても感染する可能性は考えられます。

また血液を介しても感染するものですので、針を使い回ししての

ピアスの穴あけや、刺青を入れるなどでも感染があり得ます。

 性感染症の種類としては、

細菌によるもの(梅毒、淋病など)

ウイルスによるもの(性器ヘルペス、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症、ウイルス性肝炎、AIDSなど)

③細菌とウイルスの中間病原体であるクラミジアによるもの

真菌(かび)によるもの、

原虫によるもの(トリコモナス症、アメーバ赤痢など)

寄生虫によるもの(疥癬、毛じらみ症)

など多数あります。

もし、性感染症に罹った場合、どの性感染症でも、パートナーと2人同時期の治療が必要となります。

たとえパートナーが無症状であっても、非常に高い確率でパートナーも感染しています。

もしこれを無視して片方のみしか治療をしなかった場合、せっかく治療して完治したとしても、もう片方の治療しなかったパートナーから再度感染してしまうこともあります。(感染がお互いの間を行ったり来たり、移し合いをしてしまうということです)これをピンポン感染と言います。

一般的な性感染症以外にも、なかなか慢性子宮内膜炎が治らない場合や、子宮内細菌環境が改善しない場合などはご夫婦そろって治療をされるように推奨します。

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