妊娠を望むようになると、「卵子の質」という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
出産につながる妊娠のためには、質のいい卵子であることが重要なポイントとなります。では、質の良い卵子とはどの様な卵子なのでしょう?
最終的な答えは、赤ちゃんになれた卵子がいい卵子ということになります。

赤ちゃんになれる卵子

女性が持つ全ての卵子が赤ちゃんになれる卵子ではありません。
卵子は、全ての卵子が受精・着床・妊娠できる力があるわけではないのです。
女性は、通常月経の周期ごとに毎月1個の卵子が、左右の卵巣から交互に1個づつ排卵されています。
その1個の卵子が毎回出産に至るまでの質の良い卵子とは限らないのです。
一年間で通常だと約12個程の卵子が排卵されていますが、赤ちゃんになれる卵子は、半分もないとも言われています。

年齢と卵子

卵子の質といっても様々な要因が関係してきますが、年齢との関係は大きくあります。卵子は生まれた時に既に存在していて、月経が始まっていなくても、卵子の数は、どんどん減っていきます。毎月の月経で排卵される卵子は1個ですが、その1個を排卵するために他の999個は毎月無くなっていくのです。
年齢とともに卵子も劣化していき、年齢が上がると、卵子の染色体異常の率も上がってくるのです。
卵子は、もともとエラーが多い細胞と言われています。
どの年代にも染色体異常を持つ卵子はありますが、その率は年齢が上がるほど高くなります。20代の方でも10個に1個ほどは染色体異常が起っていますが、35歳以上になると5割から7割は染色体異常を持っていると言われています。40歳以上では、もっと多くなります。
30代後半になると、多くの月経周期の経過で質のいい卵子が排出された時期は過ぎ、40歳では妊娠・出産に至る卵子は難しくなってきます。

「卵子の質」を上げるためには。
質の低下してしまった卵子を良い状態に戻すのは、難しくなります。
少しでも質の良い状態を確保する事、まずは「卵子」について正しく理解していくことが、何よりも妊娠への近道になると思います。
次回より「卵子」について詳しくお話をしていきましょう。



この記事の執筆者
立花 優里 Tachibana Yuri

看護師歴(25年)、2児の母

2児の母と看護師の経験から、子宝情報をお届けします。
不妊クリニック様に不妊検査の営業をしております。

不妊検査コーディネーター、医療ライター

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