質のいい卵子(赤ちゃんになれる卵子)。
染色体に問題がなく、受精できるまでに充分に成熟し、元気があること 。
自然妊娠では、卵子の質は目で見たり体に感じて、わかるものではありません。
毎月、排卵される卵子が、必ず質のいい卵子(赤ちゃんになれる卵子)とは限りません。
でも、質のいい卵子が準備されても、いいホルモンをたっぷり受けながら充分に成熟し、いい環境で受精が進まなければ、例え質のいい卵子でも赤ちゃんにはなれないのです。
質のいい卵子がたっぷりの栄養(ホルモン)で育ち、いい環境(卵管・子宮)で受精・着床できるように、自分の月経周期を知り、規則正しく順調に月経周期がある事。これが、一番最初に大切になります。
妊活の第一歩は、自分の月経周期を知る事です。

卵子の栄養源のホルモンと月経周期

元気な卵子を育てるためには、 月経周期のことを理解することが大切です。
月経周期の正常範囲は、個人差やその月によって変動もありますが、25日から38日ほどになります。
周期はその月により、正常範囲よりも短かったり長かったりする周期があっても、卵巣の働きや育つ卵胞に違いがあるので、同じ日数で月経がなくても、特に問題はありません。
気を付けたいのは、月経が止まってしまったり正常範囲よりも、短かったり長かったりする周期が続く場合です。 ホルモン分泌や卵巣機能に問題があることがあります。
月経周期の長さは排卵までにかかった日数によって変化するのが一般的で、排卵後の卵巣に残った卵胞は、黄体に変化し黄体ホルモンを分泌するようになります。この黄体の寿命は2週間程度で、排卵までにかかった日数、卵胞期の長さにより月経周期の長さは変化します。例えば排卵が月経から14日目に起こった場合の月経周期は28日前後になります。 排卵が月経から16日目の場合は30日前後になります。
卵胞が充分に成長せず、成熟しないまま排卵が起こった場合、卵巣に残った卵胞が黄体に変化しても充分に黄体ホルモンを分泌することが出来ません。
黄体期が短くなることから、月経周期が短くなることもあります。
卵胞が充分に成長して成熟することが充分な黄体ホルモンの分泌につながるのです。
卵子の栄養になるホルモン。
ホルモンが充分に分泌されているかは、月経が規則的に来ているかで予測する事ができます。卵子にたっぷりと栄養をあげ成熟させてあげることが、元気で質のいい卵子を育てることにつながるのです。

基礎体温表から見えてくるホルモン分泌


月経は、基本的に排卵があるから月経があります。
今までの月経周期が定期的にあれば、排卵のある月経周期であった可能性が高いと予想ができます。順調な月経周期であれば、排卵するために充分なホルモンが分泌されているだろうと推測することができます。
順調な月経周期が元気の良い卵子を作る、まず第一になります。
その目安になるのが基礎体温です。
女性は、排卵を境にホルモン環境が変わります。月経開始と共に、卵胞を育てるエストロゲン(卵胞ホルモン)が分泌され、排卵後卵胞が黄体化し黄体ホルモンを分泌するようになると、基礎体温は高温期になります。これは黄体ホルモンに 体温を上げる作用があるからです。基礎体温表をつけていくと、二相の体温の表ができてきます。


基礎体温表からわかることは、排卵後の黄体期(高温期)が2週間程度あるかを確認します。卵胞が十分に成長して成熟していれば、黄体は充分に黄体ホルモンを分泌することができます。例えば黄体期が2週間なく短い月経周期の場合は、卵胞の成長が不十分だった可能性があります。
また、月経開始からの低温期の日数、卵胞期が長かった場合は、卵胞の成長に時間がかかったことが推測されます。卵胞の成長に時間がかかりすぎると質の良い卵子でない傾向があります。
基礎体温に低温期・高温期の変化がなく、一相性の場合には月経は来ても排卵が起こっていない無排卵月経の可能性があります。
その他にも、基礎体温表は一見問題なく見えても、排卵が起って無い場合もあります。

この様に、基礎体温表から、その周期のホルモン環境を確認する事、排卵日を予測する事など、ホルモン分泌が正常に起こっているかを確認するためにも、基礎体温は、妊活生活の第一歩になります。



この記事の執筆者
立花 優里 Tachibana Yuri

看護師歴(25年)、2児の母

2児の母と看護師の経験から、子宝情報をお届けします。
不妊クリニック様に不妊検査の営業をしております。

不妊検査コーディネーター、医療ライター

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