卵が正常に成長し、排卵される事。
妊活には、欠かせない大切なことの一つです。
正常な月経周期の中で、正常にホルモンが分泌され、卵がホルモンの栄養をたっぷりもらい、成熟し排卵ために。
もう一度、自分の月経周期を確認し、その一つ一つの意味を正しく理解していきましょう。

卵胞期

卵胞期とは、卵胞が成長する時期です。

特徴:基礎体温は、低温期
   卵胞から卵胞ホルモン(エストロゲン)分泌
   皮膚の水分量が高まり、肌の状態が安定
   心身ともに安定・活動期
   おりものが徐々に増える
   
月経周期の初めに視床下部が、性腺刺激ホルモン放出ホルモン (GnRH)を分泌し、下垂体を刺激します。これにより、下垂体は卵胞刺激ホルモン (FSH) を分泌して卵胞を刺激し、卵巣はこれに反応し卵胞が育ちます。一度の月経周期で育つ 卵胞は10~20個ほどで、この中で大きくホルモンに対して一番反応の良い卵胞が育ち、そのまま成長を続けます。この卵子を主席細胞と呼ばれますが、主席という言葉の意味から、 一番質の良いものと捉えがちですが、そうとは限らず、大きさとホルモンへの感受性が良かったということで、質を良いということではありません。その理由として育った卵胞の中に卵子が入っていないものや、卵子の染色体異常があったことから受精後に分割が進まなかったもの、または流産になってしまうということがあります。

排卵

排卵、卵巣から卵子が出て行く時期になります。

特徴:基礎体温は、低温相から高温相へ移行期
   大量の黄体ホルモンが分泌
   肌荒れが起りやすい
   腹痛・不正出血・下痢などが起ることも
   おりものが、さらに増える

 
FSH により十分に育った卵胞は直径約20 mm ほどに成長します。
この頃、卵巣で作られる卵巣ホルモン(エストロゲン)は視床下部に向けて排卵できるにまでに卵胞が成長したことを知らせます。これをフィードバックと言います。
これにより視床下部は、下垂体に FSH の分泌を抑えさせ、その代わりに大量の黄体化ホルモン (LH) を分泌し卵胞の成熟を促し、これが排卵の引き金になります 。これをLHサージ(黄体化ホルモンの大放出)といい、この約36時間後に排卵すると言われています。
またエストロゲンは子宮内膜を刺激して、内膜を増殖させる作用もあります。

黄体期

黄体期は、胚が子宮へ着床していく時期になります。

特徴:基礎体温は、高温期
   黄体ホルモンが分泌される
   心も肌も、不安定で肌荒れを起こす人も
   腹痛、腰痛、乳房の張り、
   眠気、イライラ、体重増加、むくみ、便秘
   体調が悪くなりやすい
   
卵子が排卵された後、卵巣に残された卵胞には、まだ仕事が残っています。
卵胞は LH によって黄体化し、黄体化ホルモン(プロゲステロン)を分泌するようになります。この作用により、エストロゲンによって暑くなった子宮内膜は、さらに着床しやすいような状態に整えられます。このプロゲステロンには、体温を上昇させる作用もあるため、排卵期以降の基礎体温は高温相へと移行していきます。そして妊娠は成立すると、胎盤のもとになる細胞から絨毛性性腺刺激ホルモン( HCG) が分泌され、黄体は妊娠黄体となってプロゲステロンなどのホルモンを分泌し続け、妊娠初期を支えます。これにより、次の卵胞の成長が止まり、排卵が起こらないので月経は停止します 。

月経期

月経期とは、子宮内膜が剥がれ落ち体外に排出される時期、生理の時期となります。

特徴:基礎体温は、低温相に
   黄体ホルモンが消失
   不安定・水分や栄養素なども不足がち
   気分にムラがあり、神経が過敏になりやすい
   
黄体の寿命は、誰もほぼ変わらず、大体2週間です。そのため、着床が完了しなかった場合、黄体は排卵の12日前後から退縮し白体へと変化し、プロゲステロンも分泌されなくなっていきます。プロゲステロンによって維持されていた子宮内膜は、剥がれ落ち、血液とともに体外に排出されます。これが月経の始まりです。月経周期の1日目となり、月経は卵胞期の初期と重なります。
また、妊娠週数を数える場合、最終月経日を妊娠0週1日とするため、月経の始まりが妊娠周期を数える場合の始まりの日となり、この日から280日後が出産予定日となります。

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