妊娠していない時は大丈夫な食べ物でも、妊娠中は食べないほうが良い食べ物もあります。 前回はそのひとつ「生もの」についてお伝えしました。

今日の内容は、チーズの危険性とリステリア菌についてです。

*チーズの種類

チーズは大きく分けて『プロセスチーズ』『ナチュラルチーズ』の2つがあります。

【プロセスチーズ】

ナチュラルチーズを加熱溶融し、冷やして固めたものです。乳酸菌などの微生物が加熱により死滅するので日持ちもします。スライスチーズ・三角形の6Pチーズ・キャンディーチーズ・ベビーチーズ・・・などがあります。

【ナチュラルチーズ】

乳を固めて発酵熟成させたものです。乳酸菌などが生きていて、そのはたらきで熟成していきます。モッツァレラ(フレッシュチーズ)・カマンベール(白かびのチーズ)・ゴルゴンゾーラ(青かびのチーズ)や、ゴーダ・チェダー・パルミジャーノレッジャーノなどがあります。︎

*非加熱のナチュラルチーズは避けましょう!

非加熱のチーズには、「リステリア菌」という食中毒を起こしてしまう菌が存在しているのです。そのため、非加熱のナチュラルチーズは免疫力の落ちている妊婦さんにとってリステリア菌の食中毒にかかるリスクを高めてしまうのです。

国内製造の「ナチュラルチーズ」は加熱済みのものもあるようです!メーカーさんに確認してみるもの安心につながりますよ。)

*リステリア菌による食中毒に注意!

リステリア菌は、自然界に広く存在しています。また、4度以下と低い温度でも増殖が可能だったり、10%という高い塩分濃度でも増殖が可能という菌なのです!リステリア菌が心配される食品としては、ナチュラルチーズ・生ハム・スモークサーモン・お魚やお肉のパテなど非加熱の食品で、食べる時にも加熱しないでもそのまま食べられるものです。

*妊婦さんが感染してしまうと

胎盤を通してお腹の赤ちゃんへ感染してしまい、流産や早産、死産の原因となってしまうこともあります。また、新生児では髄膜炎や敗血症の原因となってしまうこともあると言われています。お母さんの体が辛いだけでなく、お腹の赤ちゃん、生まれてくる赤ちゃんのためにも、気をつけてくださいね。

*リステリア菌による食中毒を防ぐためには

  • 中心まで加熱しましょう(加熱によりリステリア菌は死滅します)
  • 冷蔵庫を過信しないようにしましょう(リステリア菌は低温でもゆっくり増殖します。長期保管せず、冷凍庫に入れたりチルド庫も利用すると良いですよ)
  • 生の肉に使った調理器具は、そのまま使用せず、すぐによく洗い、消毒しましょう(熱湯をかけることで消毒が可能です)

妊娠中など免疫力が落ちている時はチーズに限らず、食品はしっかりと加熱をして大事な身を食中毒から守りましょうね。

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